ツルに魅せられて  Fascinated by Cranes

参考文献

日本野鳥の会『フィールドガイド 日本の野鳥』増補改訂版 (2007)

日本野鳥の会『A field Guide to The Birds of Japan』 (1982)

ナベクロヅル  Hybrid of Hooded and Common Crane




鍋黒鶴

英名: Hybrid of Hooded and Common Crane

学名: Grus monacha × Grus grus


出水には、ナベヅルクロヅルの交雑種が毎年飛来します。通称「ナベクロヅル」と呼ばれています。

出水および繁殖地のロシアで確認されていますが、ある意味、極めて珍しいツルといえるでしょう。ただし、交雑種なので、「種」のひとつには数えられません。

交雑種なので、個体によって特徴は異なります。体のどこにナベヅルの特徴が、どこにクロヅルの特徴が現れるか、個体ごとに異なるからです。

出水でツルを見ていると、白っぽいナベヅルが結構いることがわかります。これらを全て「ナベクロヅル」としてしまうと、出水の越冬個体の何割かがナベクロヅルになってしまいます。出水でどのようにナベクロヅル判定をしているのか、管理人は把握していません。下に掲げた写真もナベクロヅルなのか否か、正直いって不明です。よって「作品集」にも掲載しておりません。

探鶴地
 ツル観察センター(鹿児島県出水市)
 鹿児島本線出水駅から、冬季間のみ運行の「出水ツル周遊バス」で30分
 「ツル観察センター」下車すぐ
 TEL 0996-85-5151



2012年1月
出水

2013年12月
出水

2023年11月
出水