オーストラリアヅル Brolga (ゴウシュウヅル)
濠太剌利鶴、豪州鶴
英名: Brolga, Australian Crane
学名: Grus rubicundus
(「赤いツル」の意)
全長: 100-125cm
オーストラリア北部・東部からニューギニア島にかけて生息しています。生息数は5-10万羽程度とされています(
International Crane Foundation)。渡りをしない留鳥ですが、水のあるところに集まる乾季に見やすくなります。
アボリジニ(オーストラリアの先住民族)の言い伝えによると、昔、ブロルガ(オーストラリアヅルの英名)という娘がいて、その美貌と踊りで評判でした。求婚者が後を絶たず、あるとき、悪い魔法使いもブロルガに求婚しましたが断られました。魔法使いは仕返しに、ブロルガを鳥の姿に変えてしまったといいます。これがオーストラリアヅル=ブロルガであり、"Dancing Brolga"、鶴の舞はオーストラリア(
ケアンズ)でも有名なキーワードです。
産卵時、卵は普通2個産みます。
初めて見たのはノーザンテリトリー、ダーウィンから、カカドゥ国立公園に入域したとき、1999年でした。そして2013年、
ケアンズ近郊のアサートンテーブルランドで、
ケアンズ在住で「オーストラリア
ケアンズ生き物図鑑」の著書もある松井淳さんにガイドをお願いし、このツルと再会しました。
 |
|
 |
|
 |
2013年8月
オーストラリア
ケアンズ近郊 |
|
2023年9月
オーストラリア
ケアンズ近郊
作品集へ |
|
2023年9月
オーストラリア
|
作品集: