ツルに魅せられて  Fascinated by Cranes

参考文献

Princeton Field Guides : Terry Stevenson and John Franshawe 『Birds of East Africa』 Princeton University Press

Princeton Field Guides: Ian Sinclair, Phil Hockey, Warwick Tarboton, and Peter Ryan 『Birds of Southern Africa』 Princeton University Press

Janice M. Hughes『Cranes - A Natural History of a Bird in Crisis』

Wikipedia

阿寒国際ツルセンターの展示

International Crane Foundation

タンチョウの成長




タンチョウは、3月下旬から4月下旬に、卵を産みます。一つ目を産むとすぐに抱き、1-5日後に二つ目を産みます(通常2つの卵を産みますが、一つの場合もあります)。卵は32日程度で孵化します。

雛は孵化して3-4日で巣を出て、親鳥と一緒に歩き始めます。上の写真は8月のものです。親鳥が雛を連れて歩いています。100日程度で飛べるようになり、8-10か月経過後には親から離れて独立します。1年経過までが「幼鳥」の時代で、頭が茶色く、タンチョウ特有の赤い部分はありません。



成鳥の頭
幼鳥の頭
幼鳥(手前)


まる1年が経過すると、頭の赤い部分ができ、首は黒くなり、成鳥と同じような外観になります。まる3年経過すると成熟し、繁殖できるようになります。まる3年経過したものを成鳥とよび、1年以上3年未満のものを亜成鳥と呼びます。亜成鳥は、翼を広げたとき、羽根(初列風切)の先端に黒い部分が残っていることで成鳥と区別できます。3年目亜成鳥は2年目亜成鳥より、黒い部分が小さくなります(2年目と3年目の識別は、まだ管理人の手に余ります)。



亜成鳥
亜成鳥
亜成鳥


タンチョウ  Red-crowned Crane