ツルに魅せられて  Fascinated by Cranes

ホオジロカンムリヅル 長南 (2012)



2012年11月3日
千葉県長南町
カメラ:ニコンD7000  レンズ:シグマ 150-500mm f/5-6.3

初めての出会いは、千葉県でした。「長南町の長福寿寺にホオジロカンムリヅル」とのネット情報を得て、行ってきました。テレビでも紹介されたようですね。

長福寿寺に朝9時前に着いてみると、何人かのカメラマンがツルを待っていました。土日はお寺の駐車場が「カメラマン駐車禁止」となるので、前の道に路駐となります。先客に、「8時ごろ飛び立ってしまった」と教えてもらいました。10時頃には戻ってくる、との情報で、待っていましたが昼を過ぎても戻ってきません。そのうち、ご夫婦で見えている方の奥様のほうからから、「向こうの二本杉の向こう側にいる」との情報がいただけたので、みんなで(といっても5−6人ぐらいでした)移動。民家の裏の空き地にいるのを発見。それから暗くなるまで観察しました(夕方になってねぐらに帰る飛び立ちを撮りたかったのですが、薄暗くなっても飛び立ちませんでした)。目は多いほうがいい、とよく言いますが、今回も、他のカメラマンの方の情報がなければあきらめて帰るところでした。ありがとうございました。

本来の生息地がアフリカ大陸で、なおかつ渡りをしない種なので、篭脱けとみるべきでしょう。地元の方のお話では、茂原市の「ひめはるの里」にかつてあった動物園で飼われていたのが、3羽逃げ出し(一説によると放鳥されたとも)、そのうちの1羽だとか。地元の方々には親切にいろいろ教えていただきました。地元の方々の、ツルに対する愛情が感じられました(残念ながら、ツルを追いかけて民家の敷地に立ち入ってしまう人がいる、という話もありましたが)。