ピアノ教室<Pianoforte〜ピアノフォルテ〜 リムスキー=コルサコフ 交響組曲 シェエラザード Op.35解説♪ リムスキー=コルサコフ シェエラザード
 

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リムスキー=コルサコフ 交響組曲 シェエラザード

ニコライ・リムスキー=コルサコフ(N.Rimsky-Korsakov)
交響組曲「シェエラザード」 Op.35
リムスキー=コルサコフ(1844〜1908)はロシアの国民楽派『五人組』の1人です。
交響組曲「シェエラザード」は、『シンドバッドの冒険』や『アラジンと魔法のランプ』などでお馴染の≪千夜一夜物語〜アラビアン・ナイト〜≫を扱った彼の代表作です。
≪千夜一夜物語≫とは、女性不信から一夜限りで次々に女性を処刑するという非道を繰り返していた王シャーリアールに嫁いだシェエラザードが、千夜に亘って毎夜様々な物語を話し聞かせては王の気を紛らわせ、物語の面白さに引き摺られたシャーリアールは終には心を入替える、というもの。
全4楽章で構成されるこの作品は、曲の冒頭から力強く現れるシャーリアール王の主題と、次いでヴァイオリン独奏によって奏でられる王妃シェエラザードの優しげな旋律が全曲を通して幾度となく繰り返され、各楽章ごとに語られるそれぞれの物語の合間々々に現れて作品全体を纏め上げています。
リムスキー=コルサコフはこの「シェエラザード」の初演の際、管弦楽団員に各楽章で扱うテーマを次のように説明しました。

 第1楽章…海とシンドバッドの船
 第2楽章…カランダール王子の物語
 第3楽章…若き王子と王女
 第4楽章…バグダッドの祭、海、青銅の騎士のある岩での難破、終曲。

王妃シェエラザードの語る物語が夜に始められて朝終わるように、各4つの楽章も夜の物語から始まって夜明けと共に終わることになっています。
リムスキー=コルサコフの管弦楽書法の巧みさと親しみやすいメロディーから、彼の数多くの作品の中でも最も広く演奏される大変人気のある作品です。


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