プロフィール

基本情報

井手口彰典(いでぐちあきのり、IDEGUCHI Akinori)
 所属 : 立教大学 社会学部 メディア社会学科
 職位 : 教授
 学位 : 博士(文学)大阪大学 / 修士(教育学)広島大学
 専門 : 音楽社会学
 住所 : 埼玉県

所属学会

日本ポピュラー音楽学会
日本音楽教育学会
日本音楽学会
コンテンツ文化史学会

ReaD&Researchmap登録情報

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主要研究テーマ

1.情報技術と音楽
2.オタク系文化と音楽
3.戦前・戦後の童謡文化

経歴

学歴
1997年4月 大阪大学文学部人文学科 入学 [2001.3 卒業]
2001年4月 広島大学大学院教育学研究科 生涯活動教育学専攻音楽文化教育学専修 博士前期課程 入学 [2003.3 修了、修士(教育学)]
2004年4月 大阪大学大学院文学研究科 文化表現論専攻 音楽学・演劇学専修 博士後期課程 入学 [2007.3 修了、博士(文学)]
職歴
2003年4月 研究生、大阪大学大学院文学研究科 [〜2004.3]
2007年4月 リサーチアシスタント、関西学院大学大学院社会学研究科21世紀COEプログラム「『人類の幸福に資する社会調査』の研究」 [〜2007.9]
2007年10月 専任講師、鹿児島国際大学福祉社会学部 [〜2013.3]
2010年4月 【兼任】非常勤講師、鹿児島大学教育学部 [〜2010.9]
2011年4月 【兼任】非常勤講師、鹿児島大学法文学部 [〜2013.3]
2012年4月 【兼任】客員准教授、放送大学鹿児島学習センター [〜2013.3]
2013年4月 准教授、立教大学社会学部 [〜2020.3]
2016年4月 【兼任】非常勤講師、東京藝術大学音楽学部(音楽環境創造科) [〜2017.3]
2018年4月 【兼任】非常勤講師、東京藝術大学音楽学部(楽理科) [隔年開講、〜現在]
2020年4月 教授、立教大学社会学部 [〜現在]
2023年4月 【兼任】非常勤講師、東京大学教養学部 [〜現在]

主要担当授業(演習系を除く)

立教大学社会学部
 ・音楽社会学
 ・若者とメディア
東京藝術大学音楽学部(楽理科)
 ・音楽社会学
東京大学教養学部
 ・音響芸術論


※ 過去に担当したもの

東京藝術大学音楽学部(音楽環境創造科)
 ・ポピュラー音楽研究
立教大学社会学部
 ・メディア文化論
鹿児島大学法文学部
 ・現代文化論
 ・現代メディア文化論
鹿児島大学教育学部
 ・家庭情報処理
鹿児島国際大学福祉社会学部
 ・現代社会特講 III
 ・社会学 I・II
 ・情報社会論
 ・情報ネットワーク論
 ・マルチメディア論

自伝っぽいもの

 1978年、広島県広島市生まれ。市北部のニュータウンで育つ。小学校時代から、勉強はまあよくできた方だと思う。特に国語に強かったのは、物心ついた頃から続いていた、就寝前の両親による「読み聞かせ」の効果だろう。感謝感謝。中学受験を経て広島大学附属中学校へ進学、部活で管弦楽班に参加。いわゆる吹奏楽ではなく中高一貫のオーケストラだったことが、今になって考えてみれば自分の人生を方向付けた。ちなみに担当楽器はトロンボーン。

 広島大学附属高校を経て、1997年、大阪大学文学部に進学。本当は音大に行きたかったのだが、ピアノが苦手だったため断念。実技の不要な進学先はないかと悩んでいたときに「音楽学」の存在を知った。阪大を選んだのは、そこが文系学部のなかに独立した講座として音楽学を擁するほとんど唯一の国立大学だったから。念願叶って音楽学研究室に所属、卒業論文のテーマは関西圏の学生オーケストラにおける演奏曲目の変化について。また大学入学と同時に阪大オーケストラの門を叩くも、こちらはどうも雰囲気が肌に合わず数ヶ月で退団、偶然トロンボーンを募集していた関西学院交響楽団で再出発。学部3年からはこの関学オケで学生指揮者に就任。自慢じゃないが(と自慢するが)4年時にはソニー主催の全日本学生オーケストラ大会で大賞を受賞のうえ、指揮者特別賞までもらったりした。

 「大学で学んだことを社会にフィードバックするスキルが欲しい」と考え、修士課程では広島大学大学院教育学研究科に進学、音楽教育学を専攻する。久々に戻った地元広島で中高時代の悪友に再会、いわゆる「オタク」の世界に案内される。強烈なカルチャーショックを受け、それ以降「オタクと音楽」が自らの研究課題の一つになる。他方、修士論文のテーマは、DTM(Desk Top Music:家庭用コンピュータ音楽)が、教育界を含む社会全般からどう受容され、自己表現の手段としてどう活用されているのかについて。

 教育学にはもちろん強い関心があったし、もっとその勉強も続けたかったが、自分の関心がより強く向いているのは「社会」や「技術」と音楽との相互関係だと悟り、修士課程修了の後は再び大阪大学へ。1年間の研究生生活を経て、2004年、大阪大学大学院文学研究科の博士後期課程へ進学。博士論文のテーマは、情報通信技術(ICT)が我々の音楽実践、とりわけ録音物の聴取に及ぼす影響について。2006年、研究生時代の同期だった彼女と結婚。また同年度中に博士学位申請論文を阪大に提出、博士号(文学)を受ける。課程修了の後、2007年4月からは関西学院大学でCOEプログラムを推進するリサーチアシスタントに就任、また日本音楽学会関西支部の事務局員を兼任。

 2007年10月より、鹿児島国際大学福祉社会学部の専任講師として鹿児島市に赴任。ビバ鹿児島。翌08年に長女が、また11年には二女が誕生。2009年、博論をリライトした単著『ネットワーク・ミュージッキング』を勁草書房より上梓、翌10年に電気通信普及財団の「テレコム社会化学賞」奨励賞を授与される。よかったよかった。余勢を駆って2012年、博論と平行しつつ10年来続けてきたもう一つの専門である同人音楽について単著『同人音楽とその周辺』を上梓。

 2013年4月より立教大学社会学部准教授に就任し上京。2014年には長男が誕生して子供3人となる。もう、賑やかなことこの上ない。2016年、指揮者として長く活動に参加してきた東広島交響楽団の第20回演奏会において、新垣隆氏のピアノ協奏曲〈新生〉を担当、ご本人(独奏ピアノ)との共演を果たす(ちなみに同演奏会のメインプログラムは氏の交響曲〈連祷-Litany-〉の世界初演)。また同年には日本ポピュラー音楽学会の第28回全国大会で実行委員長を努める。

 2018年2月、三冊目の単著『童謡の百年』を上梓。翌19年7月に日本童謡協会から「第49回日本童謡賞・特別賞」を頂く。ありがたや。2020年春からは立教社会学部で教授に昇格。肩書きに負けないようガンバリマス。

[以上、2020年春現在]

 

興味・関心・どうでもいい拘り

酒 (1) ウィスキー

スコッチ党シングルモルト派。スペイサイドからアイラまで、だいたい何でも。

酒 (2) 麦酒

エールが好きなんだけど、もう少し日本でも選択肢が増えないものか。
国産スタンダードならキリンかサッポロ。ただし「定職に就いたらビール」「准教授になったらビール」「教授になったらビール」と願い続けながら未だに晩酌は「リキュール(発泡性)」。

酒 (3) その他

日本酒ならスッキリ吟醸系、芋焼酎はロック用の黒麹とお湯割り用の白麹を双方常備。
ワインは……値段と味の比例がよく分からない。

音楽

ロマン派〜近代のオーケストラ曲、特にロシア物。

楽器

最近はもっぱら指揮棒。PickBoyのグラスファイバー製で一番短いヤツ。
もともとの担当はトロンボーン、V.BachのModel-50BLG オープンラップ & 10.5インチラージベル仕様のバス。
他には、ウィーンの蚤の市で買った推定百歳(国内の楽器店談)のヴァイオリン(ただし無銘、楽器としての価値はほぼない模様)とか、69年製ヤマハカスタムメイドクラシックギターとか。

温泉

硫黄泉大好き。関東近郊なら草津・万座・奥日光・那須・仙石原など。でも一番再訪したいのは霧島。

バイク

原付の後、ゼファーχ、ゼファー750RSエストレヤW650NINJA250R、とカワサキを乗り継いできたけど、 2019年、ついにスズキのSV650ABSに手を出してしまう。

腕時計

スーツ着用時には父親から譲り受けた「グランドセイコー」、カジュアルにはロレックスの「ヨットマスター・ロレジウム」。バイクで走りに出る時にはセイコー5のパイロットウォッチ「SNZG13J1」。
いつか金時計が欲しい。

カイゼル。重力への反逆。

ファッション

スーツ好き、冬場はスリーピース。
汗かきでネクタイだとすぐ汗染みができるので、首回りは基本的にループタイ。あとカフスボタン。

PCとワープロとキーボード

各社BTOのパソコンを渡り歩いてきたけど、エプダイにして以降はトラブル知らず。
文章作成は「Dash」以来の一太郎信者、日本語入力には絶対ATOKだって。あとキーボードは断然メカニカル(茶軸)。

万年筆

スーツの胸ポケにはペリカンのスーベレンM400。その他、用途に合わせセーラーのプロフェッショナルギアΣレアロ、パイロットのカスタム74など。

カープ

2016年、祝優勝! 長かった‥‥次は日本一!

 

コンテンツ

連絡先

〒171-8501
東京都豊島区西池袋3-34-1
立教大学社会学部 井手口研究室
TEL: 03-3985-4907(社会科学系事務室)
Mail: ideguchi[at]rikkyo.ac.jp