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ピアノ教室 <Pianoforte>〜ピアノフォルテ〜は 江東区豊洲にある 個人ピアノ教室です
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作品解説
explanation
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23 (
P.I.チャイコフスキー
)
チャイコフスキーのピアノ協奏曲は全部で3曲ありますが、殆ど演奏されることの無い第2番、第3番に対し、数あるピアノ協奏曲の中でも圧倒的な人気を誇るのがこの第1番変ロ短調Op.23です。おそらく誰でも一度は聞いたことのある重厚な序奏とキャッチーな主題は非常に大衆受けするもので、壮大なスケールと、曲中どの部分を切り取ってみても溢れ出てくるような絢爛たる色彩の豊かさが魅力です。私も幼い頃から「いつか自分もオーケストラと共に演奏してみたい!」と憧れた作品です。
作曲は1874年、約1ヶ月で書き上げられたこの作品の初評は、実は散々なものでした。当初チャイコフスキーは先輩であったモスクワ音楽院の初代校長ニコライ・ルビンシテインに献呈する為にこの曲を作曲し、自身による演奏で作品を披露しましたが、聴き終えたルビンシテインからの言葉は次のようなものでした。「この曲には独創性も無く、演奏しても何の役にも立たない。すぐに書き直したほうがいい。」
納得できなかったチャイコフスキーは、書き直すことなくこの曲をハンス・フォン・ビューロー(ドイツの名指揮者・ピアニスト)に献呈し、適当な折に初演してくれるよう依頼しました。そんな訳で、自国ロシアではなく、曲の完成後1年も経ってからアメリカのボストンで初演されるという経緯を辿ることになった、ちょっと曰く付きの作品でもあります。
アメリカでの初演は大成功を収め、後に世界中で愛される超有名曲となりました。
技巧的にも非常に難関で、この協奏曲を披露することは『一流ピアニストの証』とも言われたりしています。
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