gpz24.htm Last update 2000/01/23

フロントキャリパー交換後の対策


GPZ1100のフロントキャリパーを社外品に交換した人ならアソコ が不安にならないですか?
・・・そう、スピードメーターのケーブルの取り回し。(^_^;

ノーマルのキャリパーから社外品のキャリパーに交換するとほとんどの場合、キャリパーサポートを付けてしまうので、キャリパーの位置が下にずれるんですよね。
そうすると、今まではキャリパーに干渉しなかったスピードメーターのケーブルがキャリパーと干渉するようになってしまうのです。

まぁ、それでもケーブルを取り付けられないことはないのでそのままにしている人も多いと思うんですけど、やっぱりいつワイヤーが切れるか不安ですよね。そこで、私はこんな対策をしてみました。

去る99年1月10日・・・フロントキャリパーの交換をやったんですけど、どうもメーターケーブルの取り回しがきつい。別に長さが足りないわけではないんだけど、心地よくないですよ。(-_-;
(もう少し、メーターギヤの口が下向きになればなぁ〜)

しかし、メーターギヤの一つの突起をフォーク側の二つの突起で挟むようにして固定するようになっていて、そのままではギヤの角度を変えることが出来ません。
んじゃ、突起を削ってしまえ!
と、安直にもメーターギヤの突起をゴリゴリとヤスリで落としてみました。
で、仮組みしてみると・・・・
ん〜バッチリぢゃん。いい感じだぁ〜ちょうど、フォーク側の突起一つ分だけギヤの角度を下向きにすることが出来たのです。

ギヤの突起を削った図

しかし・・・安直な工作はやっぱり、安直だったのだ。
アクルスシャフトを本締めしたときに下を向いていたギヤが上を向きやンの。(@_@;)
そりゃまぁ〜突起がないんだから固定されないもんね。ギヤがフリーに動いたのでは走行できるわけがない。

やむを得ず、パーツ取りGPZ1100を保有するもうさんに緊急連絡してメーターギヤを1000円で譲り受ける。トホホ

しかし、諦めきれない私はアルミ溶接で突起の位置を復活させてみようということで、お店にギヤを持ち込んで相談したのだが・・・やはり、ギヤには色々と樹脂のシールやら鉄のスリーブが圧入されていて分解するのが難しいそうな。だから、溶接もままならないという・・・(/_;)

なんとかならんもんかのぉ〜と思案していると、さすがお店の人は目の付け所が違うねぇ〜
フォーク側の突起を加工することを提案してきた。
もぉ、ここまで来たらやるしかないでしょう。
というわけで、フォーク側の突起の半分を削り落とすことにしました。(写真参照)
(実際にはリューターで削ったんだけど、ご家庭ならヤスリでも落とせると思う。)
で、ギヤを取り付けてみますと・・・ヲヲ、バッチリだ。しかも動かない。(^_^)v

フォークの内側を加工

写真でお分かりになると思いますが、突起は外側を削り落として、その位置にギヤ側の突起がくるように取り付けます。
この形だと、ノーマルキャリパーにしたときは元の位置に戻すことも簡単だよね。

次はケーブルを接続してみるのだが・・・
ん〜キャリパーとの干渉は減ったんだけど、ケーブルの長さが足りなくて曲がりが厳しいという結果になりました。
ノーマルの取り回しだと明らかにケーブル長が足りないのだ。

短いだけなら長いケーブルに変えればいいのよ。
と、またまた安直に考えたのだが、社外品でメーターケーブルの長い奴なんて見たことがない・・・
やはり、純正パーツの流用でいきましょう。
パーツショップで色々物色してみた結果、ゼファー1100/ゼファー400χのメーターケーブルがいい感じでありました。

純正品の流用

長さを比べると、GPZ1100のものは82cmでゼファー1100のは92cm。ちょうど10cmの延長になります。
交換した結果はバッチリ。
もぉ〜完璧ですね。キャリパーとは全然干渉しないし、曲がりも自然になりました。
あと2cmくらい短いケーブルでも良いと思うけど、まぁこんなもんでしょう。

赤線:ノーマルの取り回し
青線:ギヤの角度変更
ロングケーブルで余裕

キャリパーを社外品に交換してケーブルの取り回しに不安を持っている人は是非おためしあれ。


99年1月7日作業

ゼファー1100メーターケーブル 54001-1012  1220円也


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