gpz14.htm Last update 1999/01/19

リアブレーキキャリパーのメンテナンス


前回はリアホイルのメンテをやってみましたが、同時にリアブレーキのキャリパーもメンテしてみました。
キャリパーのメンテナンスだけならリアホイルを脱着する必要はないです。サポートへボルト2本で固定されてますのでそれを外せば簡単にキャリパーが外れます。

さて、キャリパーを外したところでブレーキパッドを取り外しましょう。まずは下の写真を見て下さい。

リアキャリパー裏側

外したキャリパーの裏から見た写真です。赤矢印の先にある小さなクリップをラジオペンチなどで引き抜き、黄色矢印のパッドピンを抜きます。
そうするとパッドが外れます。

パッド(裏側)を外した図 パッド押えスプリング

裏側パッドを外すと表側パッド(ピストン側)も外れます。右図は左図の○で囲われた部分の拡大図です。パッド押さえスプリングが付いているのですが、パッド取り付け時に正しい位置で取り付けないと、パッドが正しく動かなくなって、ブレーキを引きずるような現象が発生します。(経験者談(/_;))

パッドを外したあとは、キャリパーを中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシ洗います。
パーツクリーナーを使うという手もありますが、その場合ピストンの奥にあるダストシールやフリクションブーツ(ゴムのジャバラ状になったやつ)にかかるとゴムが痛む可能性がありますので、ハデにやらない方がいいでしょう。

数回ブレーキペダルを動作させると薄汚れたピストンが出てきます。(余りやり過ぎるとピストンが外れるので注意)
このピストンも綺麗にしてあげましょう。

次はパッドの掃除。こいつはパーツクリーナーで綺麗にしてやればOK。
ついでに、ブレーキの鳴きを少しでも軽減するためにパッドの面取りまでやってあげました。

面取りしたパッド

あとはピストン側のパッドをパッド押さえスプリングと一緒に正しく取り付けて、ピストンを押し戻します。(結構力必要です)
ピストンが押し戻ったら、裏側のパッドを取り付けて、パッドピンを差し込んでクリップで固定すれば組み立て完了。

キャリパーをサポートに取り付けて、ブレーキペダルを動作させ、手応えが出てくるまで繰り返します。
フルードの量をチェックしたり、エアー抜きをやるともっと良いのですが、それについてはまたの機会に。

98年12月13日作業


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