デオダ・ド・セヴラックは、フランス南西部オート=ガロンヌ県サン=フェリックス=ド=カラマン生まれの作曲家です。幼少期より、オルガン奏者の母から音楽を学びました。
パリのトゥールーズ音楽院スコラ・カントルムで作曲とオルガンを学び、
イサーク・アルベニスの助手としてピアノと作曲の手解きを受けます。また、アルベニスの未完作品の補筆も手掛けました。
アルベニス亡き後は故郷ラングドックへ帰り、その土地の伝統音楽に根付いた作品を書き、ドビュッシーからは「土の薫りのする素敵な音楽」と好評を得ています。
「田舎の音楽家」として親しまれたセヴラックの作品は、決して華美ではなく、広大な自然の中で大きく深呼吸をするような、居心地の良い美しい旋律が特徴です。
◆◆おすすめ作品解説◆◆