ページ数の多い長い曲を練習していると、いつまでたっても仕上がらなかったり、曲の出だしは好調でも終わりの方はあまり上手く弾けないという人も多いようです。曲の頭は何度も弾いていますからどんどん上達していくのは当然ですね。もちろん、他のところも部分練習をしたりして同じようにバランスを取りながら練習していると思いますが、人間の集中力はなかなか長時間は続かないものです。手や腕にも疲れが出てきますし勘も鈍ってくるので、頑張った割にはあまり身についていなかったりします。曲が長くなれば尚更です。
時には曲の最後のページから練習してみましょう。最後の1ページが弾けるようになったら1つ前のページを足して2ページ、3ページ…という具合です。曲の終盤に向かって集中した練習になるので、仕上がりが安定します。「終わりよければ…」ですね。
発表会などで曲の中盤で止まってしまい、続けられなくなってまた曲の頭から弾き始めるお子さんがいますが、こういったハプニングに慌てない為にも、曲のどこからでも弾き出せるように練習しておくことはとても大切な事です。 |