≪声を出して歌ってみよう≫
『絶対音感』という言葉が一時大変話題になりました。楽器の音は勿論、日常生活の中で耳にするあらゆる音に、無意識にドレミの音階を当てはめて聴いてしまうという感覚は、説明されても本人でなければなかなか理解できない現象なのだと思います。ある意味特別な能力なのでしょうが、絶対音感があるからといって得をすることも無ければ、むしろ無いほうが日々の生活は平穏だろうと思うこともあります。
音楽を勉強していく上で必要な音感(相対音感)は訓練によって身に付けることが出来ます。正しい音程を聴き取ることが出来ること、また発することが出来る能力です。これを身に付けるにはなんといっても『声を出して歌うこと』が効果的だと思います。音程の聴き取りが曖昧な人は自分の中で正確な音程をイメージすることが苦手なため、基準になる音を与えられても、いざ自分で歌ってみると正しく音程を取ることが出来ない、ということが多いようです。声を出して歌うこと→いずれ声を出さない状態でも頭の中でクリアな音階を歌えるようになる事がねらいです。
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