20世紀を代表するチェロ奏者パブロ・カザルス(1876.12.29〜1973.10.22)は、スペインのカタルーニャ地方に生まれました。今ではチェロ作品の代表曲となったJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」を世に広めた彼は、「チェロの神様」と言われています。
カザルスの愛奏曲といえば「鳥の歌」。
平和主義者としても活動していたカザルスは、1971年、ニューヨークの国連本部でメッセージと共にこの曲を演奏しました。
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これから演奏するのは短いカタロニアの民謡です。
その曲は「鳥たちのうた」と呼ばれています。
空を飛ぶ鳥たちは、こう歌うのです。
ピース、ピース、ピース…