今日は「口笛吹きと犬」の作曲者として知られる伝説のトロンボーン奏者、アーサー・プライアー(1870年〜1942年)の150回目の誕生日です。
アーサー・プライアー(Arthur Pryor)は、1870年9月22日、アメリカのミズーリ州に生まれました。音楽一家に生まれ、幼少期より様々な楽器を経験し、中でもトロンボーンの演奏技術は目を見張るものがありました。
22歳の時、「星条旗よ永遠なれ」や「ワシントン・ポスト」など数々の行進曲のヒットメーカーであったフィリップ・スーザ率いるバンドに入団。その優れた演奏テクニックから瞬く間に人気奏者となり、首席奏者また副指揮者として活躍します。1903年に33歳でスーザ・バンドを脱退した後は、自ら楽団を結成し、各地で演奏活動を行いました。
プライアーが作曲者として残した作品は多くはありませんが、広く知られているものが管弦楽作品「口笛吹きと犬」です。プライアーの飼い犬ロキシーがモデルになっている軽快でコミカルなフレーズは耳残りが良く、CM等でも度々使用されている、ほのぼのとした可愛らしい作品です。
生徒たちとの連弾用にアレンジもしてみたのですが、ピアノではポルタメント奏法が出来ないので全く「口笛」に聞こえず、とても残念な結果に。。