今日は「軽騎兵」序曲の作曲者、スッペの200回目の誕生日です。
フランツ・フォン・スッペ(1819.4.18〜1895.5.21)はオーストリアの作曲家です。ベルギー系貴族の家庭に生まれ、30曲のオペレッタの他、バレエ音楽などの舞台音楽を中心に100曲あまりの作品を残しました。イタリアを代表するオペラ作曲家のドニゼッティとは遠い親戚にあたります。ウィーンで初めてオペレッタを手掛けた作曲家であり、「ウィンナ・オペレッタの父」と呼ばれることもあります。
スッペの代表作といえば「軽騎兵」序曲です。小学校の音楽の授業で、初めての「音楽鑑賞」の題材として聴いた曲がこの軽騎兵でした。冒頭に響き渡るトランペットのファンファーレと、軽快に駆ける馬の蹄の音をワクワクしながら聴いたのを今でも鮮明に覚えています。
この「軽騎兵」は、もとは全2幕のオペレッタ作品なのですが、今ではこの序曲のみが演奏され、舞台が上演されることは殆ど無いのが残念だな、と思います。