ヴァイオリンの天才パブロ・デ・サラサーテ。110年前の今日、1908年9月20日に64歳でその生涯を閉じました。
サラサーテは、フランスとの国境にほど近い、スペインのパンプローナに生まれたバスク人です。軍楽隊の隊長だった父からヴァイオリンを与えられ、瞬く間にその才を開花させました。10歳の時にマドリードの宮廷でスペイン女王イザベラ2世の御前で演奏し、パリで学ぶ為の援助とストラディヴァリを与えられ、パリ音楽院に留学。卒業後はヨーロッパ各国と南北アメリカで演奏旅行を行い大成功を収め、巨額の富と名声を得ることになりました。
私はヴァイオリンは弾けないのだけれど、ヴァイオリン作品が大好きで、今でも憧れ続けている楽器です。想えば、ヴァイオリンの魅惑的な音色に惹かれるようになったのは、子供の頃に聴いた「ツィゴイネルワイゼン」がきっかけでした。「序奏とタランテラ」や「サパテアード」も大好きな曲で、私のヴァイオリン好きはサラサーテが原点だったように思います。
もちろん、ピアノも好きですよ。ピアノも。