今日からちょうど100年前、1918年8月25日は、ユダヤ系アメリカ人の作曲家レナード・バーンスタインのお誕生日です。
レナード・バーンスタインといえば、『ウエスト・サイド物語』や『キャンディード』などに代表されるヒットメーカーであり、長年ニューヨーク・フィルを指揮してきた偉大な指揮者であり、佐渡裕さんのお師匠様であり、またピアニストでもあった大スターです。
私も『ウエスト・サイド』の作品は連弾で演奏したことがあるのですが、「マンボ」や「アメリカ」はお客様に必ず楽しんで頂ける鉄板曲です。演奏している私たちもとても楽しい。今年5月のラ・フォル・ジュルネでは、パーカッション・パフォーマンスで「ウエスト・サイド」ナンバーを楽しませて頂きました。
ヒット曲を次々に生み出したバーンスタイン。でも、彼が本当に書きたかった作品は大衆受けの良い曲とは違っていたそうです。バーンスタインが自身の代表作であるとした劇場音楽『ミサ曲』などを聴くと、スター・ピアニストとして人気を博し、後に聖職に就いたリストのようだな、と思ったりもします。