ピアノ弾きにとって、今年がメモリアルイヤーの偉人といえばやはりドビュッシー。ちょうど100年前の1918年3月25日、癌に侵され56歳でこの世を去りました。
私の母は、一日中FMラジオのクラシック番組をBGMに生活している人なのですが、私が幼少の頃、度々ラジオからさらさらキラキラしたとても綺麗な曲が流れてきて、このステキな曲は何だろうとずっと思っていたのがドビュッシーの
「アラベスク第1番」でした。ピアノの先生からアラベスクを課題にいただいた時は本当にうれしかったな。
初めてこの曲を聴いた時の心地よさと不思議な魅力は、大人になった今でも、ドビュッシーの作品を弾く際にイメージし続けているもので、子供心に感じたあの感覚を聴いて下さる方にも伝えられたら…と思いながら日々ピアノに向かっています。
ドビュッシーが息を引き取ったのは夕刻だったそうです。
今日はドビュッシーの歌曲「美しい夕暮れ」を聴こうかな…。