故・芥川也寸志氏の志を継ぎ、邦人作曲家の交響作品を発信し続けているオーケストラ・ニッポニカ。今年は設立20周年にあたり、紀尾井ホールで開催された記念連続演奏会Uに行ってきました。
指揮は野平一郎先生。世界平和を願うプログラムでもあり、2005年(戦後60年)に作曲された糀場富美子氏の「未風化の7つの横顔〜ピアノとオーケストラのために」は、阪田知樹さんのピアノで演奏され、祈りの鐘の音が胸に沁みるとても素晴らしい演奏でした。
終演後はすっかり日も落ち、ホール向いのホテルニューオータニには可愛らしいクリスマス・イルミネーションが。そういえば野平先生のお髭がサンタクロースみたいだったな、などと思いながら帰路につきました。