トリトン・アーツ・ネットワーク主催のフォーラム「これからのアウトリーチを考える」に参加してきました。
20年ほど前から行われているアウトリーチ活動について、その実例体験も交えつつ、数多くの現場を経験されてきた演奏家の方々のお話を聞かせていただき、音楽を伝えることとは何か、活動を行う意義は何であるのか、演奏者また教育者として為すべき事を考えさせられる時間となりました。
音楽を感じる心は誰の中にもあるもので、演奏を通じてその片隅に触れ、少しでも引き出すことができればと願い、信念をもって取り組むこと。これはアウトリーチに限ったことではなく、多くの人前で演奏をするにあたって常に課題となり、とても難しい事でもあります。
願わくは、たとえ音楽を嫌いな人がいたとしても、1人でも多くの人と、ほんの一時でも音楽を感じる心を”共有”することができたら、と切に思っています。