コンサートに行ってきました 2019.9.26 Thu.
秋の日差しが心地よい晴海のホールで、福間洸太朗さんのピアノを聴いて来ました。
近日公開される話題の映画「蜜蜂と遠雷」のキャストの演奏を担当されていることもあり、その告知を兼ねたお昼時のコンサート。実力・人気ともに、飛ぶ鳥を落とす勢いのピアニストさんなので、綺麗なお着物をお召しのお客様もちらほら。
「ワルツとノクターンの調べ」と題された今回のプログラムは、パリの華やかな社交界を想わせる選曲で、良く晴れた日のランチタイムにぴったりの爽やかな演奏をたっぷりと楽しませていただきました。
長身で腕も長い福間さんのピアノは、とても華やかでダイナミック。88の鍵盤を軽々と操るように手中に収め自在に演奏する様は、本当に素晴らしく、羨ましい限りです。
ショパンに始まり、アンコールもショパンだったのですが、身長170cm、体重が45kgほどしか無く、大きなホールよりサロンでの演奏を好んだショパンよりも、おそらくずっと大きな手と大きな身体で演奏されたノクターンは、とても壮大で新鮮でした。
そして、福間さんご自身で編曲されたサティの「ジュ・トゥ・ヴ」とラヴェルの「ラ・ヴァルス」は豪華絢爛。特にサティは洒落たバリエーションのアレンジになっていて、最後までとても楽しく聞かせていただきました。
第一生命ホールは、ホールの大きさとピアノの音量のバランスがとても良いようで、空間で程よく調和された響きを楽しめる2階席は、なかなかお薦めのポジションでした♪