オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展 2018.12.3 mon.
六本木の国立新美術館で開催されている「ピエール・ボナール展」に行ってきました。
併設の「生誕110年東山魁夷展」の最終日でもあったので驚く程の人出でしたが、ボナール展はさほどの混雑ではなく快適に鑑賞できました。
ピエール・ボナールは 19世紀終り〜20世紀前半、ちょうどドビュッシーと同じ時代に活躍した画家です。ボナールの義理の弟クロード・テラスは作曲家で、ボナールの挿絵が描かれたテラスの楽譜も展示されていたのですが、当時のフランス音楽らしい華やかで装飾的な曲調で、趣深いものがありました。やはり同世代であるシャミナードのスカーフダンスのような。。
様々な分野の文化人や芸術家たちが互いに影響し合い、文学や絵画、音楽が生まれ、戯曲が生まれ、フランス音楽史における「印象主義」というスタイルが築かれていったのだな…と、年を経るごとに変化してゆくボナールの作品を鑑賞しながら、感慨深く楽しんで参りました。