今日は日比谷スタインウェイ・サロン松尾ホールで英国王立音楽大学(RCM)の入試オーディションがあり、クラリネット奏者でもあるコリン・ローソン学長と、ピアニストのヴァネッサ・ラターシュ教授が来日されました。
併せて開催されたお二方によるクラリネット&ピアノのデュオ・コンサートと、ヴァネッサ・ラターシュ教授のマスタークラスを聴講。コンサート・プログラムにはウェーバーのグランド・デュオ・コンチェルタントop.48(協奏的大二重奏曲)を中心としたRCM所縁の作曲家による作品が並び、息遣いが伝わるほど近くで拝聴させていただきました。
マスタークラスの題材はバッハのパルティータ第3番イ短調BWV827。全7曲の組曲が、ヴァネッサ教授の解釈により1曲ごとに命が吹き込まれて演奏が色付いていくようで、とても有意義で貴重な時間を過ごさせていただきました。仕事の都合もあり途中退席せざるを得なかったのですが、時間が許せば最後まで聴講し、ぜひ他の作品の指導も受けてみたかったです。