(1)準備する物
※無ければ普通の水槽に適宜熱湯を加えて温度調整をする。
(2)実験手順
可溶性デンプン溶液100mLを三角フラスコに取り、37℃恒温水槽でプレインキュベーションする。
口腔を1w/v%NaCl溶液で濯ぎ、塩味がしなくなるまで唾液を呑み込み、しばらく少量の精製水を口に含んで唾液を溜めてからビーカーに出す。これを1w/v%NaCl溶液で2mLの希釈唾液にする。
試験管を11本用意し、0〜10の番号を記す。
希釈唾液2mLをNo.0試験管に取る。
1w/v%NaCl溶液をNo.1〜No.10の試験管にそれぞれ1mLずつ取る。
No.0の試験管から1mL取り、No.1の試験管に加えてよく混和する。
No.1の試験管から1mL取り、No.2の試験管に加えてよく混和する。
6.と同様の操作をNo.9まで繰り返す(No.10は対照用)。
各試験管に0.2Mリン酸緩衝液(pH6.8)2mLを加え37℃の恒温水槽中で5分間プレインキュベーションする。
37℃にプレインキュベーションした可溶性デンプン溶液5mLを、No.0の試験管から1分間隔で、順次加えて(ホールピペットで吹き込む)、直ちに混和する。
No.0の試験管に可溶性デンプン溶液5mLを加えてから37℃で30分経過後、2M酢酸溶液2mLを1分間隔でNo.0の試験管に順次加えて、直ちに混和して酵素反応を停止する。
各試験管にヨウ素液を1mLずつ加えて、呈色させる。
ヨウ素デンプン反応が青色を失い紫色になった試験管の番号から活性度を求める。