車輌作製記 〜京王6000系編(その3)〜
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種別標識灯ですが、点灯させるために加工をします。まず1mmのプラ棒を標識灯の内側に接着。ここがアクリル材で作ったレンズとファイバーの結線部分になります。 さらに少し余裕を持たせるために、1mmのプラ棒上に0.3mmのプラ板を切り出したものを貼り付けてかさ上げします。 |
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この部分、光が漏れないようにつや消し黒で塗装します。黒い部分に白く点になっている部分がありますが、この部分が種別標識灯の開口部です。 |
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つや消し黒を塗装後、プラ板で蓋をします。この蓋も外側からつや消し黒で塗装します。 |
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次に3mmのプラ角材を適当な長さ(10mm位?)に切り出し、長手方向に穴をあけます。最初に1mmのドリルで貫通し、次に2mmのドリルで半分くらいまで穴を開けます。その後つや消し黒で塗装。画像左側は塗装後のプラ角材に1mmの光ファイバーを差し込んだものです。光ファイバーと反対側は2mmの穴を開口してあります。つまり、ヘッドライトとテールライト用のLEDに繋がるそれぞれ1mmの光ファイバーをプラ角材の2mm側の穴に差し込むことによって、種別標識灯とテールライトを点灯させるのです。右側が車体に組み込んだところ。 |
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ヘッドライトの結線部分も忘れずに作製しておきます。こちらは3mmプラ角材を5mm程度に切り出して、まずは光ファイバーの径にあわせて1mmで貫通。そしてヘッドライト側を1.7mmで途中まで開口します。画像は仮に取り付けたところで、こちらも忘れずにつや消し黒で塗装します。 |
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ライト用基板を車体に取り付けたところです。取り付けは両面テープで基板を屋根裏へ固定。 光ファイバーは全体を収縮チューブで覆ってしまったのため分かりにくいですが、中央付近の黒い二つの物体がLED部分で、下側にヘッドライト用のLED、上側にテールライト用のLEDが収まっています。ヘッドライト用の光ファイバーは4本出ていて、標識灯へ左右各1個ずつ、ヘッドライトへ左右各1個ずつ分配しています。テールライト側の光ファイバーは2本で、標識等側へ左右1個ずつ取り付けます。
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反対側(妻板側)は画像のように銅箔テープで処理。妻板部分で床板の終電版と接触させます。これで車体側の処理は完了です。 |
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この場に及んで一つ修正。前面ガラスですが、当初キット付属のものを取り付けていましたが、運転席側にモールドされているワイパーがどうも気に入りません(画像左)。どう考えてもでかすぎる。ワイパー自体も別パーツ化したいので、こういうモールドは正直、有り難迷惑なんですよ。と言うことで、運転席側の窓ガラスのみ自作。部材は1mmの塩ビシートです。厚みがあるので、切り出しと調整に少々苦労しますが、運転席ぴったりにはまるように調整後、キット付属の薄い塩ビシート(側面ガラス用)と貼り合せました。塩ビ用の接着剤で気泡の入らないように気をつけながら貼り合せます。薄いほうの塩ビシートを一周り大きめに切り取り、車体裏側からはめ込みます。これではめ込みガラスの完成。 別途、銀河モデルのワイパーを取り付ければOKです(画像右)。やっぱりこっちのほうがカッコイイです。 はめ込みガラスの自作法方法の詳細は別途紹介予定です。 |
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次に床下機器の作成に着手。床下機器についてはいろいろとネット検索しましたが、十分な資料が見つかりませんでした。編成自体が古いため、仕方がないです。本屋で京王帝都電鉄の本を見つけ購入。大体の構成が決まりましたが…特徴的なMGとCP(HB2000)は京王3000系(井の頭線)のキット付属のものでOKなのですが、手持ちの数が足りません。わざわざGMストアーに足を運ぼうかと思いましたが、手持ちの部材で複製にチャレンジしました。 画像の黄色のCPとMGは複製したものです。床下機器は後ほどすべてをねずみ色1号で塗装。 使ったのは、ダイソーで購入できる「おゆまる」とタミヤの光硬貨パテです。ネット検索でも多数紹介されていますが、詳しい作成方法は別途紹介します。 |
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作製開始から4ヶ月、漸く完成しました。ライトの点灯状態はギャラリーで紹介します。 |