車輌作製記

~京王3000系編(その1)~

 

このページでは京王3000系の作製記を紹介します。

作製におけるポイントとしては以下です。

        前面更新前のスカート付き編成を再現する(前面は湘南窓構成、スカイブルーの予定)

        前面手すりを“銀河モデル N-255 手スリ”に交換

        ヘッドライト点灯化のために、ヘッドライトを“TAVASA PN011民鉄用シールドビーム”に交換

        テールライト、種別標識灯を“TAVASA PN032 私鉄種別標識灯に交換

 

 

 

2010/8/24

京王6000系の作製途中で京王のバリエーションを増やしたい衝動がおきてしまい、ついつい模型店で買ってきてしまったものです。今回は購入から数ヶ月と言う短期間での着工です(他の殆どのものは、買うだけ買って暫く眠っていますが・・・)。

着工の直後、某Mエース社からも完成品の発売が発表されたので、益々やる気になりました。完成品よりもいい物を造らなければ!

パッケージを開けてみての感想ですが、元々のベースは古ーいのですが(20年以上前からあったなー)、整形も良く結構しっかりと組み立てられそうです。何度かリニューアルもしているのでしょう。

 

 

 

新前面も付属しているのですが、今回は旧前面を作製したいと思い、前面の加工から開始です。前面の手摺は銀河モデルの

N-255に交換するつもりで、とりあえず手摺モールドを削り0.3mmのドリルで開口が終わったところです。ライトは前記の通りTAVASAのPN011をテールライトと種別標識灯はTAVASAのPN032を使用します。全部買うと結構な額に・・・。

テールライト(前面上側の両端)は斜めの部分に開口するので穴を開けづらいです。この部分は無理してライトケースは交換せず、レンズ用の穴のみ開口してレンズのみ交換する方がよいかも知れません。

またヘッドライトですが、穴あけ位置にはかなり精度が要求されます。今回使用したヘッドライトのケースはφ1.3mmですが、穴を開けてみると周囲にほとんど余裕がない事がわかりました。

 

 

 

手摺パーツを瞬間接着剤で取り付けていきます。この手すりパーツ、若干太めですが、ステンレス製なので取り付け後も結構頑丈そうです。但し、カッター等で切り出すのは少々苦労しますが・・・。

キットのモールドでは前面窓の両外側の手摺は形成されていませんが、実車写真を見るとこの部分にも手摺があるので、ドリルで開口しておきます。この部分と前面窓の上側の手摺(ヘッドライト下の手摺二箇所)は、この段階では接着していません。後で前面窓の窓枠に色さしをしにくくなりそうなので、全ての塗装が終わってから取り付ける予定です。

それにしてもテールライトのライトケースがかなり上側にあるので、このままでは確実に屋根板に干渉しそうです。

 

 

 

側板を接着して箱組みの開始です。側板についてもテールライトと種別標識灯が側板のリブに干渉しそうなので、画像のように適当に削っておきました。

 

 

 

前面の加工の部分でも触れていますが、屋根板とテールライトが干渉するので、屋根板も削って箱組みが出来るように調整しました。画像左が加工後、右が加工前の状態です。結構、ギリギリまで薄く削っています。やりすぎると屋根板に穴があくので少しずつ様子を見ながら進める必要があります。

ヘッドライトは現時点では干渉しませんが、あとで光ファイバーを取り回すことを考慮して適当に削っておきました。

 

 

 

屋根の加工がすんだ所で、箱組みの開始。

先頭車二輌が箱になりました。交換したパーツがいい感じに目立ちます。

 

 

 

妻板も接着しましたが、ここで少々トラブル(というかミス!!)が発覚。妻板は二種類あり、比較的初期の編成で使用するものと後期の編成で使用するもので異なるようです。違いは画像の妻板の両側に垂直に走る雨樋の有り無しです。この雨樋は後期の編成で追加されたようで、キットでも二種類の妻板をわざわざ用意してその違いを忠実に再現できるようになっているのです。

あまり真面目に確認せずに取り付けてしまいましたが、元々作製しようと考えていた3014Fにはこの雨樋はありません。3014Fということで前面はスカイブルーにするつもりですが、妻板の違いを忠実に再現するなら後期の編成(3021か3028)にするしかないですね。どうするかは考え中です。

 

 

 

箱組みした車体の先頭部を内側から見たところ。テールライトと屋根板には殆ど隙間がありません。レンズがうまく入るか、光ファイバーの引き回しが可能かと現状では不安要素ばかりです。

 

 

2010/9/5 Update

さて、気を取り直して中間車の作成に入ります。

編成ですが、悩んだ挙句やはり当初の予定通り3014Fの作製を進めていきたいと思います。先頭車の妻板はエラーになりますが・・・。

と言うことで、デハ3014の屋根板は加工が必要になります。この車輌はパンタの向きが逆(吉祥寺向き)なので、キットの配管をそのまま使用するわけには行きません。こだわらなければそのままでいいですが、HPの表題に反するので・・・。

とりあえず屋根板の配管を削りました。右側が削ったものですが、ランボードが邪魔で結構削り取るのが厄介です。おまけにヒューズ箱は台座まであるのでこれも削り、足を入れる穴もふさぐ必要があります。

デハ3000の配管を引きなおすなら他の二両の配管もひきなおそうと思っていましたが、上記の作業ですっかり疲れ果ててしまい、現時点では他の2輌は加工なしですねー。

 

 

 

 

箱組みしてから鉛筆で配管を下書き。写真でお分かりの通り、元の配管と対称の関係になるだけなので、位置関係の把握は楽チンです。

 

 

 

 

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