♪♯♭大橋のクラリネットよもやま話♪♭♯

クラリネットを演奏するにあたって、
私なりに感じた事等を自由に書き綴ってみました。
よろしかったら読んで下さいませ。。
1つでもお役に立てる事があれば幸いです。

**************************************************

リードについて

リードの取り扱い方について
これは私個人的な見解ですが・・・。

ひと箱分(10枚)並べて左から一枚目を1〜2分試奏します。
それを10枚分試します。
ポイントは、1〜2分しか吹かない事です。

何となく良いリードから左に寄せ10枚をランキングしていきます。
1日目はそれで終わりです。
その日は、ケースにしまって下さい。

2日目も同じです。
ただ、良いリードのランキングの順位が変わっている場合は並べ替えます。
それを日を置たりして、何日か繰り返します。
少しずつ吹く時間を増やしてみて下さい。
その間ヤスリで削ったりして微調整します。
しばらくすると良いリードの順位が変わらなくなってきます。

ランキング順で上位4〜5枚くらいは練習用に使用でるでしょうか。

新品のリードで試奏する場合、先が透き通るまで続けないで下さい。
新品のリードはとにかく状態が変わりやすいので気を付けて下さいね。

音色について

音が固い場合はリードか、アンブッシュア(マウスピースのくわえ方)のどちらか、
もしくは両方に問題があるかもしれません。
薄すぎたり、厚すぎるリードを使用していませんか?
CDなどを聴いてで上手な人の、音色をイメージして下さい。
理想の音色のイメージを持つ事は大切です。

できたら、静かな部屋で一人で音だしする時間を作って下さい。
そこで、ロングトーンをするついでに
何枚かのリードを試してみたり、
マウスピースをいつもより
ちょっと深くくわえてみたり、浅くくわえてみたり
ちょっときつくくわえてみたり、ゆるめてみたり。
口の中を広げてみたり、すぼめてみたり。
楽器を持つ角度を変えてみたり。
1枚のリードから、何通りも試す内容があります。
とにかくいろいろ試して下さい。
その最中にちょっとでもいい音が出たら、その状態をキープして
練習下さい。
それの繰り返しです。
いい音を出したい!と思い続けて練習する限り、イメージの音に向かっていきます。

練習について

まずは、楽譜をゆっくり練習してみましょう。
フレーズ分かってきたら、次は
メトロノームに合わせてゆっくり練習しましょう。
ものすごーく、ゆっくりからです。
後は簡単です。
できるようになったら、テンポを少し上げ、
また、できるようになったら、テンポを少し上げる。
メトロノームは練習時に必ず使用してください。
メトロノームの音に合わせながら吹くのって意外に難しいのですよ。
きちんと指がまわるようになったら、
フレーズに肉付けしていきます。
しっかりフレーズのイメージを想像して下さい。
その頭の中のイメージに、出ている音を重ねるようにして下さい。
良い音楽を演奏するには、良いイメージを持つことが大切です。


本番直前の練習について

本番の日が迫ってきたら、
合奏中に、本番の風景を想像してみるようにして下さい。

今日は本番です。席に着いたら、
暗い客席から、たくさんのお客様がこちら(私)を見ています。
そんな光景を想像して、
自分を緊張させるように仕向けて下さい。

いままで練習してきたものを
「緊張した中で出し切る」練習をしてみて下さい。
冷静になる事と、集中力が必要です。

本番は一度しかありません。

そこで満足できる演奏ができれば
一生の宝物になります。


SOLOの練習について

吹奏楽や、オーケストラで、ソロパートを任されちゃった!
ちょっとこわい気もするけど、ぜひ挑戦したいですよね。
ソロを任されたら、まずはソロパートを練習するのはもちろんですが、
自分がソロを吹いている間に、まわりの人がどんな音を出しているのか確認しましょう。
リズムを刻んでいるのか、対旋律を奏でているのか、など。

具体的には、CDを聴いたり、スコアーで確認してください。
スコアーがなければ、指揮者に見せて頂いて確認して下さい。
とにかく、まわりの音もしっかり頭に入れておきましょう。

ソロの演奏中は、指揮者を見るのも大事ですが、
他の伴奏の音をしっかり聴きながら、
その上にメロディをのせるようにして下さい。
ソロと指揮者と伴奏が三角に結ばれていれば、きっといい演奏になります。

本番中のSOLOについて

いよいよ本番
曲も盛り上がって、いよいよ自分のソロの出番。
ただでさえ、緊張しているのに
そろそろ自分のソロだぁ!と思っただけで、
緊張もマックス!!。
この気持ち。経験した事のある人には、分かりますよね。

その前にちょっと・・・・。
ソロの、何小節か前に、肺から大きく息を吸って、そして吐いてみて。
おなかで息を吸うのではないですよ。肺ですよ。
そう。「深呼吸」をしてみて下さい。
練習時からそれを癖にしておいてみてはいかがでしょう。
本番時、きっと役に立ちます。

気持ちよくソロが吹ければ最高の気分ですよね。